当院での無痛胃内視鏡検査(胃カメラ)の方法
鉛筆よりもひとまわり細い細径の内視鏡を鼻の穴から挿入して検査を行います。
検査中も医師、看護師と普通に会話ができ、ご自身もモニター画面で検査の様子を見ることができます。のど(咽喉頭)が敏感な方に特におすすめしたい検査方法です。
※鼻の疾患(鼻出血 鼻中隔彎曲症 副鼻腔炎など)の既往がある方は、内視鏡を挿入できないことがあります。この場合は他の検査方法に変更することがあります。
鼻からのスコープ挿入が難しい方や眠ったまま検査を希望する患者様には、経鼻用の細いスコープを口から挿入する方法もあります。かなり楽に検査を受けて頂くことが出来ます。
検査後麻酔が抜けるまで、院内でお休みして頂きます。
無痛胃内視鏡検査(胃カメラ)の流れ
食べ物は夜9時まで、飲み物は、来院時1時間前まで水、白湯の摂取可能がです。
朝の歯磨き、うがいはさしつかえありません。食べ物は一切摂取せず、薬も服用せず、喫煙されている方は禁煙してください。
※抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)を服用中の方は、事前に医師へお伝えください。生検(組織の検査)をする為に、休薬することがあります。また、血圧の薬を朝に服用している方は6時頃に服用して下さい。
①胃の中の泡を取り、検査をしやすくするために、消泡剤を飲み胃壁をきれいにします。
②鼻の通りが良くなるように、鼻血がでにくくするように点鼻薬をスプレーします。(眠って検査の方、口から検査の方は使用しません)
③口の中に、麻酔のスプレーを噴霧します。すぐ飲み込まず約2分、含んで飲み込みます。飲み込むタイミングは、看護師から声がかかります。
④内視鏡を通す為に両鼻腔に麻酔のゼリーをゆっくり注入します。咽頭に達したら飲み込みます。
④検査開始。通常検査は、10-15分で終了します。検査中はのどの力を抜き、げっぷはなるべく我慢してください。
無痛胃内視鏡検査(胃カメラ)の料金について
3割負担 | 2割負担 | 1割負担 | |
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胃カメラ検査のみ | 約5,000円 | 約3,500円 | 約1,700円 |
胃カメラ+病理組織検査 (ピロリ菌検査) | 約10,000円 | 約6,500円 | 約3,300円 |
胃カメラ+ポリープ切除 | 約2,3000円~ | 約15,000円~ | 約7,700円~ |
※診察料を含むおおよその金額になります。処置内容により多少前後する場合がございます。
※胃と大腸の内視鏡検査を同日に行うことも可能です。詳しくはご相談ください。
最新の内視鏡システムを導入
当院では、オリンパス社の消化器内視鏡ビデオスコープシステム「EVIS EXERA III」を導入しております。
経鼻内視鏡としてハイビジョン画質に対応し、高画質化により詳細な病変観察と高精度な診断をサポートし、がんなど微小病変の早期発見を可能にします。また挿入部の硬さを見直し、経鼻挿入時の苦痛が軽減されます。
ガイドラインに準拠した衛生管理
当院では、日本内視鏡学会の推奨する洗浄方法のガイドラインにそった洗浄、消毒を行っております。ガイドラインには、高い消毒力に加え刺激性や残留毒性がない「オゾン水」による消毒が消毒法として明記されており、「オゾン水」による消毒は日本独自の内視鏡消毒法として注目が高まっています。
消毒処理ごとに新鮮なオゾン水を使用することにより、清潔で安定した高い消毒効果を実現し、安全で確実な消毒を行っております。