胃カメラ(無痛胃内視鏡検査)
このような症状がある方
- 胃の痛みがある
- 胸やけやすっぱいものが上がってくる
- 吐き気、食欲不振、体重減少
- 家族にピロリ菌の感染者がいて、自分にも胃の不調がある
- 人間ドック、健康診断で精密検査が必要と診断された
- 生の魚を食べた後、強い腹痛がある
胃の不調でお悩みの方や、健診で精密検査が必要と診断された方は、胃カメラ検査のご予約ができます。
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03-3988-5700当日胃カメラご希望の方
当日の胃カメラ検査をご希望の方は、予約なしでの検査も受け付けておりますが、なるべくご来院前に電話でご相談下さい。
当日の院内状況や待ち時間の目安を確認することができます。
※ご予約の患者様が優先となるため、お待ちいただく場合がございます。
来院時の注意点
- 当日予約なしでのご来院時、予約の枠がいっぱいの場合、待ち時間が長くなりますのでお時間に余裕をもってご来院下さい。(当日予約可能なネット予約の締め切りは、24時となっております。24時以降になった場合は予約なしでご来院下さい)
- 胃カメラ検査は、胃の中が空っぽの状態でないと行うことができませんのでご注意ください。水分(水・薄いお茶)摂取は検査1時間前まで可能です。
- 紹介状、健診の結果等お持ちの方は受付時にお出し下さい。
胃カメラの流れ
1. 検査前日
食事は検査前日の21時までに済ませてください。水分(水・薄いお茶)は摂取可能です。
2. 検査当日
食事は厳禁です(胃内が空っぽでないと検査できません)水分(水・薄いお茶)は検査1時間前まで摂取可能です。
血圧を下げる薬内服中の方→朝6時までに服用ください。
抗血栓薬内服中の方→事前に医師に相談して下さい。休薬の必要があることがあります。
これ以外の薬は検査終了後にずらして下さい。
3.検査開始
①胃の中の泡を取り、検査をしやすくするために、消泡剤を飲み胃壁をきれいにします。
②鼻の通りが良くなるように、鼻血がでにくくするように点鼻薬をスプレーします。(眠って検査の方、口から検査の方は使用しません)
③口の中に、麻酔のスプレーを噴霧します。すぐ飲み込まず約2分、含んで飲み込みます。飲み込むタイミングは、看護師から声がかかります。
④内視鏡を通す為に両鼻腔に麻酔のゼリーをゆっくり注入します。咽頭に達したら飲み込みます。
⑤検査開始。通常検査は、10〜15分で終了します。検査中はのどの力を抜き、げっぷはなるべく我慢してください。
胃カメラの方法
1. 経鼻内視鏡(お鼻から入れる胃カメラ)
鉛筆よりもひとまわり細い細径の内視鏡を鼻の穴から挿入して検査を行います。 検査中も医師、看護師と普通に会話ができ、ご自身もモニター画面で検査の様子を見ることができます。のど(咽喉頭)が敏感な方に特におすすめしたい検査方法です。 ※鼻の疾患(鼻出血 鼻中隔彎曲症 副鼻腔炎など)の既往がある方は、内視鏡を挿入できないことがあります。この場合は他の検査方法に変更することがあります。
2. 鎮痛剤を用いた経口内視鏡(口からの胃カメラ)
鼻からのスコープ挿入が難しい方や眠ったまま検査を希望する患者様には、経鼻用の細いスコープを口から挿入する方法もあります。楽に検査を受けて頂くことが出来ます。 検査後麻酔が抜けるまで、院内でお休みして頂きます。
料金
3割負担 | 2割負担 | 1割負担 | |
---|---|---|---|
胃カメラ+病理組織検査(ピロリ菌検査) | 約10,000円 | 約6,500円 | 約3,300円 |
※診察料を含むおおよその金額になります。処置内容により多少前後する場合がございます。
※胃と大腸の内視鏡検査を同日に行うことも可能です。胃・大腸内視鏡同日検査についてをご参照下さい。
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
このような症状がある方
- 血便
- お尻からの出血
- 下痢や便秘が多い
- 便が細くなった
- 腹痛が続いている
- 便潜血検査で1度でも陽性が出たことがある
一度受診し、大腸カメラ検査についてご相談下さい。
予約について
大腸カメラ検査は検査専用下剤の事前処方が必須ですので一度受診して下さい。受診時に詳細な検査説明、日時予約を行います。
※ご都合により検査希望日が確定している場合は、受診前に時間枠のみ電話予約することができますが、事前受診は必須となります。
苦痛のない大腸カメラ
大腸は一直線ではなく、曲がりくねり重なり合う管腔臓器で、人によっては特殊な曲がり方をしていたり、過去の手術の影響で癒着がある場合など様々です。
そのため、短時間で患者様ひとりひとりの大腸の形状に合わせながら安全に苦痛無く内視鏡を挿入するには、専門的かつ高度なテクニックが必要となります。慶應義塾大学病院の外科専門医として研鑽を積み、様々な総合病院で多くの内視鏡症例数を重ねてきた経験豊富な医師が検査を行います。(内視鏡検査は副院長 林竜平医師が行います)
最新の電子スコープを使い、なるべく腸を押さずにそのままの形を維持しながら挿入する軸保持短縮法にて検査を行っています。
また、鎮静剤の注射を使用し、軽く眠っている状態で検査を行うため、苦痛を感じることなく受けて頂くことができます。
当院では10mm以下のポリープであればEMR(内視鏡的粘膜切除術、※1)、またここ数年で普及しているコールドポリペクトミー(※2)を日帰り(日帰り手術)で行っております。
この方法は、術後出血や穿孔(腸に穴が開く)などのリスクが軽減されます。そのため、「血液を固まり難くする薬」を服用している方でも出血の危険が極めて低くなります。
以前は5mm以下の微小なポリープは経過観察すべきとされていましたが、コールドポリペクトミーであれば 5mm以下の微小なポリープでも簡単に切除することが可能なため、ポリープを残すことによる病変の増大やがん化する不安要素を取り除くことができます。
また、内視鏡挿入中に使用する腸を膨らますための空気は腸からの吸収が100倍早い炭酸ガスを使用するため、検査後のお腹の膨満感は普通の空気を使用するものと比べてかなり軽減されます。鎮静剤を使用しても検査後少し休んで帰宅することが出来ます。
なお、手術適応がある病変が認められれば、お近くの病院への紹介やその他の必要な検査も円滑に行うことが可能です。(副院長による関連病院での出張内視鏡手術も行っております。) ご質問、ご相談は当院に直接お問い合わせください。
※1 EMR:病変と筋層の間の粘膜下層へ生理食塩水などを注入し持ち上げて人工的に隆起を形成し、スネアという針金のような輪っかをポリープに引っ掛けて高周波の電流で焼き切り、切除する方法です。
※2 コールドポリペクトミー:隆起しているポリープにスネアをひっかけ、高周波電流のような熱を加えずに切除する方法をいいます。
大腸カメラの流れ
1. 前々日まで
・食事
2~3日前から、こんにゃく類・根菜類・海藻類・ゴマ・いちご・キウイなどの小さな種のあるものは避ける。
・薬
血液をサラサラにする薬を服用している方は、服用を中止します。予約時に医師から指示があります。
2. 検査前日
・食事
牛乳や果物入りジュースなどの脂肪や繊維の多いものは避けて下さい。 ※夕食は19時頃までに済ませて下さい。
・薬
就寝前に下剤(ラキソベロン液)を200mlのお水に溶いてお飲み下さい。
3. 検査当日
・食事
朝食と昼食はとれません。 のどが乾いた時は、水とお茶が飲めます。
・薬
午前8時~9時頃より腸内洗浄液を服用開始して下さい。血圧の薬は、朝6時までにお飲み下さい。※糖尿病のお薬(インシュリン含む)は当日使用しないで下さい。
4. 検査開始
① 検査は午後からになります。受付で手続きを済ませて下さい。
② 鎮静剤(眠くなる薬)を使用する為、検査後はすぐ帰ることができません。高齢者で付き添いがいない方や、車で来院された方は、鎮静剤を使用できない場合がありますのでご了承ください。
③ 検査は15~30分程度で終了です。病理組織採取、ポリープを切除(日帰り手術)をする場合があります。
④ 検査終了後は鎮静剤(眠くるなる薬)の効果がなくなるまで、お休み頂きます。
※検査開始からご帰宅できる状態になるまでの時間は大体1時間半となります。
注意事項
- 病理組織・ポリープ切除をした場合、食事、水分は医師の指示に従ってください。(2~3日は消化の良い食事をおとり下さい。)
- 飲酒は1週間避けて下さい。
- 入浴(湯船につからず)はシャワー程度にして下さい。
- お腹に負担のかかる動作、運動、遠方の旅行は1週間は避けて下さい。
料金
3割負担 | 1割負担 | |
---|---|---|
大腸内視鏡(観察のみ) | 約6,600円~ | 約2,200円~ |
大腸内視鏡(生検あり1臓器) | 約11,000円~ | 約3,600円~ |
大腸内視鏡(生検あり2臓器) | 約13,200円~ | 約4,400円~ |
大腸内視鏡(生検あり3臓器) | 約18,000円~ | 約6,000円~ |
ポリープ切除(1臓器) | 約26,000円~ | 約8,600円~ |
ポリープ切除(2臓器) | 約29,000円~ | 約9,500円~ |
ポリープ切除(3臓器) | 約31,000円~ | 約11,000円~ |
※診察料を含むおおよその金額になります。処置内容(ポリープ切除数など)により多少前後する場合がございます。
※胃と大腸の内視鏡検査を同日に行うことも可能です。胃・大腸内視鏡同日検査についてをご参照下さい。
下剤を飲まない大腸カメラ
胃カメラ検査の際に十二指腸に直接下剤を注入して大腸をきれいにして行う方法です。
眠っている間に下剤が注入されるので苦痛はなく、鎮静剤を使用するため、痛みやお腹の張りは感じません。
- 検査日は予約制となります。
- 便秘の方は検査前に下剤を服用する場合があります。医師の指示に従ってください。
従来の大腸内視鏡検査との違い
従来の大腸内視鏡検査では、腸内をきれいにするために、大量の下剤を服用し、短時間にわたって水分を摂取し続ける必要がありました。
一方、この方法では、腸内をクリーンにするために微量の水分と食事制限のみで済むことが多く、下剤の服用が不要です。
患者様のメリット
・快適性の向上
下剤を飲む苦痛がなくなるため、検査前のストレスが軽減されます。
・時間の節約
下剤を使用する従来の検査では前日から準備が必要ですが、この方法では準備時間が短縮され、日常生活のへの影響が少なくなります。
・検査の精度
特殊な技術を使用することで、腸内の観察が正確に行われ、従来の方法に劣らない診断制度を実現します。
当日の流れ
- 胃カメラにて、胃を観察した後、下剤注入を行い、胃カメラは終了します。終了後排便を待ち、きれいになったら大腸検査を行います。
胃カメラ終了後、ご自身が大丈夫であればサンシャイン内散歩等、時間まで自由に過ごせます。 - 下剤注入後は脱水になりやすいため、十分に水分を摂って下さい。(ミルク、固形物を除く)
- 大腸検査実施後、院内にて休んで頂き、すっきりしたところで検査後診察(病理等検査提出された方は約7日~10日後に結果がでます)を受けてご帰宅となります。
- 検査後、食事、水分摂取については医師から指示がありますので従って下さい。
- 鎮静剤を使用しておりますので、終日、車、バイク、自転車は運転できません。
胃・大腸内視鏡同日検査について
ご予約の流れ
胃・大腸カメラ検査は検査専用下剤の事前処方が必須ですので一度受診して下さい。受診時に詳細な検査説明、日時予約を行います。
※ご都合により検査希望日が確定している場合は、受診前に時間枠のみ電話予約することができますが、事前受診は必須となります。
検査の流れ
大腸カメラ検査の流れと同様です。胃カメラ検査を先に行い、その後大腸カメラ検査を行います。
※検査開始からご帰宅できる状態になるまでの所要時間の目安は2時間弱となります。